Posted: 1月 28th, 2011 | Author: TOM KAWADA | Filed under: AR3Bros, NEWS, TELEVISION | Tags: AR三兄弟, nhk | No Comments »

みなさま、こんにちわ。AR三兄弟、長男こと川田十夢です。
テレビ、雑誌、ネットなど、様々な媒体でこれでもかというくらい番宣があったようなので、今更ブログでいうこともないのですが。折角なので、今回はこの番組を取り巻く現象についてまとめておきたいと思います。
まず、僕がこの番組の話を聞いたのは、去年の夏頃でした。ちょうど、銀河鉄道999の拡張を手掛けたくらいの時、この番組の話が持ち上がったような気がします。番組名も、どこで放送するかも、特に決まってないまま、番組素材として映像は撮影され続けました。ほぼ半年間もの間、僕らの周りには常にカメラが居ました。次男、三男の実家にまでカメラが及んだり、僕に至っては宿泊先のAPAホテルにまでカメラが介入してきました。あんまりない経験だったので、それぞれ楽しんで取材のことはあまり考えずに、日々の仕事に打ち込んでました。ドキュメンタリー番組を想定して進んでいた撮影が、露骨に加速していったのはディレクターのこんな一言からでした。
「川田さん、誰か会いたい人とかいないですか?」
僕は、会いたい人に会いにゆくことを、人生の糧にしているような男です。会いたい人なんて、沢山います。僕は難しいことを承知で小林幸子さん、小山薫堂さん、荒木飛呂彦先生、APAホテルの社長元谷芙美子さんの名前をあげました。するとどうでしょう。何かが拡張されて、ことごとくみなさんとお会い出来ることになりました。とんだうっかりです。
ま、そんなこんなですから、色々と話したいことはあるのですが。僕も肝心の番組内容については一切チェックしていないので、どこから先がネタバレなのかが分かりません。ここはNHKクオリティを信じつつ、番組の放送を待ちたいと思います。以下は、この番組を取り巻くニュースのまとめです。これらをヒントに、本日23時からの放映をお楽しみに!
2011年、テレビを“拡張”するのはこの男たち―ARでメディアに新風を巻き起こす
~AR三兄弟 長男 川田十夢氏(日経BPネット)
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20110121/257892/?ST=business
【レポート】「AR三兄弟の野望!」収録レポ!
AR三兄弟×小林幸子×Second Life(セカンドタイムス)
http://www.secondtimes.net/news/japan/20110126_ar3bros.html
荒木飛呂彦を奇妙に拡張!BS2「AR三兄弟の野望」に出演(コミックナタリー)
http://natalie.mu/comic/news/44105
あ、そうそう。BSって意外に観れる人少ないですよね。今回観る事ができなかった人、以下の連絡先まで「AR三兄弟の野望を地上波でみたい!」とリクエストしてください。そこはNHK、しっかり届くはずです!
NHK コールセンター(0570-066-066)
番組サイトの投稿フォーム(https://www.nhk.or.jp/ar3/form/form.html)
*番組に関する詳細やお問い合わせはコチラの番組オフィシャルページをご覧ください
Posted: 1月 20th, 2011 | Author: YOU OGASAWALA | Filed under: AR3Bros, PUBLICATION | Tags: AR三兄弟, KYOTARO, 小笠原雄, 服部一成, 真夜中 | No Comments »

こんにちは、AR三兄弟の三男オガサワラユウです。今回の記事は三男が担当する事になりました。ブログで記事を執筆するのは初めてなので、少々緊張しております。
今回は、長男が大好きな雑誌、真夜中を拡張しました。アートディレクターの服部一成さん、画家のKYOTAROさんとのコラボで実現した今回の拡張では、僕(三男)がKYOTAROさんの絵を元にイメージして、曲を作りました。KYOTAROさんの描く絵の世界観がとても魅力的だったので、音楽も、それに見合うように考えて作りました。とはいえ、絵に喚起されるように、するすると音が生まれて来たので、なんというか「自分が作った音楽」というより「KYOTAROさんの絵が作った音楽」という気がしています。そんな気がするくらい、今回のKYOTAROさんの絵に合う音楽はこれ以外にない、と言えるような素敵な音が生まれました。
今回のARでは、冬の星空を見上げるように、一番輝いている星(一等星)を見つけてください。一等星を見つめ続けていると星座の輪郭が現れて、星々の物語が音楽とともに始まります。いつもの作品と違って、この「星を探す」という作業がちょっと難しいかも知れません。それでも、星や星座を想う気持ちを持っていれば、きっと見つけられるでしょう。
「言葉は真夜中の星、写真は光、絵はともしび、デザインは夢。」
星は夜にしか見えません。でも、朝になって見えなくなっても、常にそこで光っています。昼も夜も、宇宙はいつも暗く、そして光で満ちています。そんな、日常に潜むキラキラしたものを探し出せますように。AR三兄弟、三男ことオガサワラユウでした。

季刊 真夜中 No.12 2011 Early Spring
特集:冬空の科学 (掲載は36-43頁)
発売日:2011年1月22日
アートディレクション:服部一成
画:KYOTARO
詩:最果タヒ
企画+開発:AR三兄弟
音楽:オガサワラユウ
*真夜中×AR三兄弟 特設サイトはコチラ
*ご購入はコチラから
Posted: 1月 18th, 2011 | Author: TOM KAWADA | Filed under: AR3Bros, COVERAGE, PUBLICATION | Tags: AR三兄弟, WebDesigning, 千原ジュニア, 川田十夢 | No Comments »

「会いたい人に会いに行く。人生はその連続でいい」
誰から学んだ訳でもないのですが、僕にはそんな哲学が昔からあります。会いたい人に会えるようになる為には、自分も相当する存在にならなくてはならないし、会いたい人に会い続けるには、相手からもそれを求められなくてはなりません。
対話と会話は違います。対話は、作品と深く対峙すれば自ずと適いますが、会話だけは本人と対峙しないと適いません。即時代的な何かを共有するには、会話が一番。僕は会いたい人に会いにゆく為に毎日を過ごし、そこから生まれたアイデアをカタチにすることを人生としています。
今回、会いに行ったのは千原ジュニアさん。今やテレビで顔を見掛けない日はないほどの売れっ子ですが、僕はこの人をタレントだと思ったことはなく、自分が主役を演じられる作品を作り続けられる稀代の作り手として認識しています。彼が作る千原兄弟のコントは、コントとか笑いのジャンルを越えていて、その真逆にある悲しみがいつも存在しており、僕が彼らのコントを観る時には、もはやお笑いを観る感覚ではなく、映画を観るような感覚で観ています。特にPINK(1998年)というコントがあって、コントの登場人物は何かしらPINKの衣装やら舞台やらに囲まれていて、そこへPINKと名前のつけられた青い犬の寓話がコントの合間に入ってくるのですが、このメタ構造はお笑いというよりもむしろ演劇的で、当時22歳だった僕は露骨に衝撃を受けました。
僕は今、誰も考えたことのないことを考える仕事をしています。いわば、「問題を答える」だけではなく、「問題を自分で作って、それに答えて、その過程をパフォーマンス化する」という事です。千原ジュニアさんは、お笑いというカテゴリーの中で既に永きに渡ってこれを実践している人なので、この人とお会いしたら何かが生まれるであろうという予感がありました。そして、この誌面上での共演が適い、一緒にお笑いを拡張するというイベントを考えることになりました。

Web Designing 2011年2月号
Web Designingと吉本がまさかのコラボ、第1回イベント企画会議!
このたびWeb Designingで実現したのは、一流のWeb クリエイターとお笑い芸人が一緒にイベントを開催するというまさかのコラボレーション。名付けて「チョコバナナ」プロジェクト。記念すべき第一回イベント「千原ジュニア(千原兄弟)×川田十夢(AR三兄弟)」の企画会議の様子を、余すところなく誌面でお伝えします。
*ご購入はコチラから
YOSHIMOTO DIGITAL × WebDesigning
「チョコバナナ」mix1 千原ジュニア×AR三兄弟
公演日:2011年3月13日(日)
開演:17:00 / 開場 16:00
会場: SuperDeluxe
出演:千原ジュニア / AR三兄弟
*チケットの購入+詳細はコチラから
うっかり公演日まで決まっています。お笑いを拡張してきた千原ジュニアと、メディアを拡張してきたAR三兄弟。両者がどんなパフォーマンスを見せるのか。しっかりご期待ください。
川田十夢
Posted: 1月 8th, 2011 | Author: TOM KAWADA | Filed under: AR3Bros, NEWS | Tags: AR三兄弟, いきものがかり, 朝日新聞, 読売新聞 | No Comments »

うっかり1月7日になってしまったので、今更「あけおめ」もないですね。AR三兄弟長男こと、川田十夢です。
昨年は、大晦日から元旦に至るまで、ホテルに三兄弟そろって缶詰しているような状態でした。理由は二つあって、一つはこのいきものがかり×AR三兄弟な元旦新聞AR広告のデバックをギリギリまでやっていたこと、もう一つは来週ここで正式に発表するであろう初冠番組AR三兄弟の野望の撮影+取材のためです。後者は話すと長くなるので、今回は前者のいきものがかりとのコラボについて書きたいと思います。
今回、僕が据えたテーマは「新聞という古いメディア越しに適う、新しいコールアンドリスポンス」です。新聞広告に印刷された野球のボール状のマーカーをカメラにかざすと、ボールがこちらに飛んできて、カメラにぶつかると同時に煙が立ち上がり、今回の為に特別に撮り下ろしたオリジナル映像が再生されます。最初の一回目は、お正月の挨拶。二回目は野球盤対決。そして三度目に立ち上がるのが、今回の主題としたコールアンドリスポンス機能です。システムが立ち上がると、ボーカルの聖恵ちゃんがいきものがかりのスマッシュヒット曲じょいふるにのって、カメラに向かって「女の子元気?」と呼びかけてきます。カメラの前のファンはそれに「いぇー」と応えます。マイクから、その音量をつぶさに拾っており、その累積が一定量を越えると次の段階へ進むことができます。次は「くるくる」です。ライブ会場ではおなじみ、いきものがかり特有のコールアンドリスポンスを、ARを使って適える画期的な仕組みです。聖恵ちゃんとメンバーが画面の中で「くるくる」と指をくるくるし始めるので、それに合わせてカメラの前で「くるくる」します。Webカメラがセンサーのような役割をしていて、ユーザー側の指の動きを検知することによって動力を判定し、一定量を越えるとクリア。続きとなるPVの本編がスタートします。
クドクドと言葉で説明しましたが、新しい体験を補足するには限界があります。是非、実際に体験してみてください。Webカメラのない方も、デモ映像も以下のリンク先ページ下方にある「AR三兄弟による遊び方解説・AR体験映像はコチラ」から(途中までですが)ご覧いただけます。
それにしても、いきものがかりさん。本業ミュージシャンであるにも関わらず、僕らの雑なネタフリにも厭な顔ひとつせずに応えてくれて嬉しかったです。「ファンが喜んでくれるなら」という気持ちを、いきものがかり全身から強く感じました。売れる人には、売れる理由がちゃんと備わっているのですね。しっかり。
いきものがかり×AR三兄弟
媒体:朝日新聞(全国版)+読売新聞(関東版)
種類:元旦新聞AR広告
デザイン協力:ユナイテッドラウンジ
撮影協力:Tommy
制作(クライアント):SonyMusic / CUBE
企画+開発:AR三兄弟
Posted: 10月 18th, 2010 | Author: TOM KAWADA | Filed under: AR3Bros, COVERAGE, NEWS, PUBLICATION | Tags: AR三兄弟, GIZMODO, lifehacker, インフォバーン, メディアジーン, 小林弘人, 橘川幸夫 | No Comments »

BLOGで長い文章を書くのはちょっと久しぶりです。ALTERNATIVE DESIGN++主宰の川田十夢です。書籍出版とそれに伴うAR三兄弟の取材ラッシュからも解放され、次の斬新へ向けた新しい毎日を過ごしています。忙し過ぎて開封さえしてなかったamazonの段ボールは、過去の自分からのプレゼントだなと。うっかり感じ取れるくらい、しっかり余白のある日常を取り戻せた感じです。この清々しい気分のまま、メディアジーンとAR三兄弟が作った最新作について、ここに至る経緯も交えながら書いてみます。
まず、メディアジーンという会社名。聞き覚えのない人もいるかもですが、GIZMODO / lifehacker / Kotaku / MYLOHAS / マイスピ といったメディアを運営している会社といえば、誰もが分かってもらえるでしょう。
僕らとメディアジーンのはじまりは、GIZMODO3周年感謝祭からだったと思います。一年前の夏のことです。ここで僕は、まだ無名だったAR三兄弟に関するライトニングトークをさせて貰いました。壇上で話すことにまだ慣れていなかった僕を、いちるさん(小鳥ピヨピヨ / GIZMODOゲスト編集長)と小林弘人さん(インフォバーン代表 / 「新世紀メディア論」著者)がユニーク仕立てにイジってくれました。ARという技術さえまだ今ほど国内で認知されていなかった時期、こうして晴れ晴れしい舞台に上がる機会を作っていただいて大感謝でした。
そして、2010年2月。日産がクライアントとなるAR広告を、猿人さん、インフォバーンさんとともに手掛けました。USTとtwitterとARをマッシュアップするという試みは世界的に見ても先進的で、多くの反響を得ました。このインフォバーンさんという会社が、メディアジーンとはグループ関係にある会社さんでして、このイベント開催時に氷の前で交わした小林弘人さんとの会話には、現在の活動につながる色々なヒントが内在されていて、非常に刺激的でした。
(あ、一つ大切なキッカケを忘れていました。橘川幸夫さんと小林弘人さんが発作的に結成したメディア漫談ユニット『メディア問題』の第一回講演というのが高円寺のガード下でありまして、その時に小林弘人さんとは既にお話したことがありました。GIZMODO3周年よりも前の話です。橘川幸夫さんが、AR三兄弟のオリジナルTシャツを着て講演してくれたこともあり、なんとなく覚えてもらっていたみたいです。僕が本を書く材料を与えてくれたのも橘川幸夫さんだし、やはりこの人には一生頭が上がらないのだと思います。尊敬も軽蔑もしませんが。)
で、現在です。あれは今年の夏くらいだったと思います。前段の広告仕事の打上げの場でお会いした尾田さん(lifehacker編集長)と、ずっと仕事でお世話になってきたインフォバーン星野さんが、「メディアジーンのプロモーションビデオを作ってくれませんか?」とオファーしてくれました。ちょうどメディアジーンとインフォバーンが引っ越すというタイミングだったということもあり、何かユニークなことをしたいというざっくりとしたオファーでした。僕らは、カチカチに決められた仕事よりも、余白のある仕事が好きなので、このざっくりとしたオファーを快諾し、「どういう見立てを発明したら、メディアジーンの拡張につながるか?」について考えました。
「答えは、既にその中にある。」というのが、僕の拡張の考え方です。ポップコーンだって、トウモロコシがないと話になりません。メディアジーンの中には、その拡張の核と成りうる「五つのメディア」が在りました。これを無視して、ARシステムを勝手に作ったところで、会社が持つ価値の本質的な拡張にはつながらない。そこが全ての思考のスタートでした。
次に僕は、三男オガサワラユウが企画したライブイベント告知用のARシステムを思い出しました。マーカーの角度を変えてゆくと、その日に登場するバンドの映像が流れるというシンプルな仕様です。これが画期的だったのは、ARマーカーがセンサーの役割を担っていたことです。センサーの役割を担う事ができれば、即ちリモートコントローラーの役割を果たすことができる。5つのメディアを操るARリモートコントローラーを作ることは、メディアジーンに内在するメディアの力を表現するのに最も適しているに違いない。この閃きは、別々に生まれたアイデアに遠心力と求心力を与え、新作のイメージが固まりました。こうして生まれたのが次のシステム「AR CHANNEL(五角形カルチャー)」です。
これの何が斬新だか分かりますか?これまで巷に溢れていたARは「画像情報や地図情報を根拠に、情報をレイヤードする技術」に過ぎなかったのですが、今回発明した見立てでは「画像情報を根拠に、コンピューターを制御する」ことに成功しています。うっかり未来のコンピューティング(カルチャー)を示唆してしまった訳です。あと、選んだ媒体ごとの情報は、バックエンドでGoogleAnalyticsAPIと接続されており、最新の人気記事が検索できるようになっています。常に最新の情報にアクセスできる仕組みでないと、ARである意味がないですからね。
今回のコラボきっかけで、GIZMODOでも何度か記事に取り上げてもらいました。そうなることがなんとなく分かっていたので、「記事としてもちゃんと斬新であること」を心掛けてシステムを設計しました。記事として斬新でないものを、コラボしたからという理由だけで掲載して、GIZMODOが本来的に持っている先進的なイメージを損なっては本末転倒ですからね。今回はトータルでいい仕事ができたと思います。
メディアジーン+インフォバーン関係各位の理解があって、初めて適う拡張でした。ご理解・協力、あり(AR)がとうございました!
AR CHANNEL | メディアジーン × AR三兄弟
http://mediagene.co.jp/ar/
関連記事
・【GIZMODO】 ウェブカム必須!ギズモードを見るためのARができました!
・【lifehacker】 ライフハッカーの未来すぎるARシステム(by AR三兄弟)ができました
あ、あと。かねてから声を掛けてくれていたゲスト編集長いちるさんによるインタビュー記事もアップされています。うっかりどっきりを仕掛けていたり、誰でも自分でARシステムが作れるオマケもあったりするので、併せてご覧くださいませ。
・【GIZMODO】【インタビュー】みんなでARやろう! AR三兄弟に聞いたARの未来 by いちるさん
Posted: 9月 30th, 2010 | Author: TOM KAWADA | Filed under: AR3Bros, NEWS | Tags: AR三兄弟, 河崎実 | No Comments »

イキナリ若大将、地球防衛少女イコちゃん、いかレスラー、コアラ課長、かにゴールキーパー、日本以外全部沈没、ヅラ刑事、猫ラーメン大将など、代表作のタイトルを並べただけで爆笑を呼べる嵐の巨匠、それが河崎実監督です。河崎実監督と僕(川田十夢)は、共通の知人(フクダデスガの福田さん)を介してうっかり知り合いました。無論、直接知り合う前から、僕のアンテナには露骨に引っ掛かっていましたが、そこには爆笑の方程式の答えが書いてある気がして、安易に作品や著作を見る事を避けていました。が、僕もAR三兄弟を始めて何度となく自分が台本を書く舞台に上がるうち、なんとなく笑いに関する方程式が確立されてきたこともあり、そろそろ対峙しても大丈夫なのではないかと、二回目にお会いする前に彼の著作全てに目を通しました。もうね、読む前から何となく分かっていたことですが、自分の好きな作品への掘り下げ方が半端ないんです。作品を愛し、作家を愛し、全てを理解した上で爆笑を呼び込む論点を見つけり。自分の文体で語り尽くす。映画を作り倒す。こういう人こそ、真のアーティストだしクリエイターなんですよね。感動しました。
河崎実さんは、巨匠であるにも関わらず、普通に事務所に遊びに行っても楽しくお話してくれます。そのうち、何か手始めにやってみないかとお誘い頂いたのが今回の企画、「夜の拡張」です。中野の地下にあるbARを「ルナベース地球防衛軍女子部」に見立てた新しいタイプのARです。お店に行くと、パツンパツンのコスチュームに身を包んだ隊員たちが、「勤務」と称してお酒を注いでくれます。スナックとかで、女の子がお店に行く度に名刺くれたり、それが原因で家庭内のイザコザが悪い意味で拡張したりとか、ありますよね。あのニュアンスを河崎監督とAR三兄弟なりに爆笑仕立てにしたのが今回のシステムです。
お店に行くと、隊員がカードをくれます。そのカードにはARマーカーとパスワードが印刷されています。入店回数に応じて、新しいパスワードが発行されます。お店では少ない衣装の露出が、だんだんと拡張されてゆきます。また、隊員たちはオリジナルDVDを作って販売しています。この映像も河崎実さんが監督しています。なんだか水商売の匂いがするかもしれない一連のパッケージですが、実はうっかり新しい映像コンテンツの供給の場を発明しているのだと思います。
さて、この中野bARルナベースですが、河崎実監督ご自身が夜な夜な行っているトークライブも必見です。お蔵入りせざるを得なかった問題作や数々のコレクションが惜しげもなく披露されています。お近くの方も遠くの方もイベント日を確認の上、一度遊びに行くといいと思います。僕もちょいちょい遊びに行ってますし、レイパー佐藤さんをはじめとしたカルト芸人+役者+映画関係者がウヨウヨしていますので、うっかり奇妙な出逢いに恵まれることウケアイです。
中野bAR ルナベース
住所:東京都中野区新井1-14-16ライオンズマンション中野第5 B-101
企画+オーナー:河崎実
隊員:小滝かれん少尉+サンジュナ少尉
AR企画+開発:AR三兄弟
メディア掲載
・サイゾー「中野BAR「ルナベース」開店直撃レポート タッチ禁止のトーク禁止! 寸止めバーで夜を拡張!!」
・日刊スポーツ「河崎実監督が「生殺し寸止めバー」開店」