AR忘年会2010開催!全貌レポートです!

Posted: 12月 22nd, 2010 | Author: | Filed under: REPORT | Tags: , , , , , , , | No Comments »

みなさまお待たせしました!去年のAR忘年会から約1年…。今年も開催されたAR忘年会についてレポートしたいと思います!AR忘年会とはAR三兄弟が企画発案。そして演出からキャスティング、司会進行、出演までまるっとプロデュースな、彼らの普段の活躍をすべて詰め込んだようなイベントです!

今年も運営に協力してくださったのはSCHEMAのお二人とRockaku森田さん、AR家族会議dotFesなどといった伝説のイベントを運営してきた強力布陣です。去年のAR忘年会から引き続きUSTREAMによる生中継を担当してくれたそらのさんも、心強い味方。twitter(@ar3bros)からの呼びかけで集まってくれたボランティアスタッフは、全員お揃いのカクメットでお出迎え。エントランスからただならぬ雰囲気のイベントとなりました。

そして今回、会場に来た人にはもれなく「マッチ売りの三兄弟」とデザインされたマッチが渡されました。謎のURLと、赤い頭巾を被った三兄弟のドット絵が描かれていますが…一体何につかうのでしょうか?

本編に移りますが、去年のAR忘年会の出演者の豪華さもさることながら今年は更に「忘年会」とくくれるものなのか疑問に思ってしまうほどの豪華メンバーでお送りいたしました!

まずは稲見昌彦教授、工学ナビ橋本直氏、NyARToolKit開発者のnyatla氏+長男によるAR紙芝居。こちらのメンバーで事前に厳選したという「2010年ARニュース」で会場をぐっとARの世界に引き寄せていました。光学迷彩を90年代に発明し、物語を現実に引き出したARの先駆者である稲見教授はAR三兄弟の東のエデンの事例について「研究は物語の影響を受けるし、(特にSFのような)物語は研究の影響を受ける。」とコメント。光学ナビ橋本さんはご自身が主催した「妄想×リアリティ」というイベントについて「これからのARは妄想主体で物事を考える」「現実に帰ってくるARが出てくる」とコメントし、この人がいなければAR三兄弟がいなかったと長男が言うほどのARの重要人物nyatla氏はRealityOSについて「世の中を好き勝手に書き換えられたらいいよね、としているけどクラスリアリティというクラスを作りたいというのが元。」と、それぞれの分野での意見を聞かせてくれながらも皆さん一様に“これからのARは現実に影響する”という同一見解のようでした。

第二部AR宴会芸のコメンテーターは、あのシーマンなどを手掛けたゲームクリエーターの斉藤由多加氏。Twitter上での出演依頼で駆けつけてくださったという大物の登場です。「人がテーマにしそうにないことをテーマにする」「ヒットしそうにないゲームを作る」としながら鋭い切り口で技術を追いかけないというヒット作を生み出している方。長男曰く、「斉藤さんの本には全てが書いてある」そうです。最後には面白かった、というお言葉をいただきました!

そして、AR宴会芸トップバッターはAR三兄弟。今回のための新作が3本とのことですが、まずは「リモコン操作はもう古い、未来リモートコントロール。」ARマーカーで動きを遠隔操作するという技術を、「リモコン自体を操作する」というコミカルな見立てで披露!技術を「技術丸出し」で見せないテクニックはまさにAR三兄弟の得意技。会場を一気に沸かせていました。

続いての新作は「新エネルギー発見!?「AR発電」」。webカメラに向けて指をくるくる…するとその回転のチャージ分に応じた時間電球が輝くというエコに優れたARです。先ほどのAR紙芝居の際にコメンテーターの方々が「これからのARは現実に影響する」とおっしゃっていましたが、今回のAR三兄弟の新作もどれもPC上だけで完結されないAR。さすがAR三兄弟は、もうすでに先を見越したものを作ってしまっていた様子です。

最後の新作は「知能警察 第一章 「拝啓、アンドレ・ミシェル先生」」。光る手袋を使用して音の波形を操作するという、音制御のARです。物理学と音を結びつけたアンドレ・ミシェル氏の研究をARで分かりやすく、かつ光る手袋を使うことでPOPに見せてくれました!彼らは今後音、音楽の分野にも乗り込んでいくのでしょうか…!?

更に会場入口で配布されたAR三兄弟オリジナルマッチを使用した「マッチ売りの三兄弟」も披露し、しょっぱなから見せつけてくれました!(マッチ売りの三兄弟はコチラで体験できます。)ですがどうやら以前マーケティングアイで披露した時とはなにやら様子が違います。まずtwitterIDを入力すると…その人のつぶやきに関連した動画が!これはAR三兄弟によればtwitterIDからつぶやきを解析、YouTubeでの検索結果を「夢」という形で出しているそう。AR三兄弟の言う「省略」の形が、マッチを擦ることというのが何とも「夢のある」ARですね。

そして今回出演してくださった方々についても簡単になってしまいますがご紹介を。チームラボさんは「クリスマス中止AR」としてサンタやクリスマスツリーが映像上で消滅するAR、web上からクリスマスという単語やスケジュールが消滅するアドオンを披露してくださいました!
また、チームラボさんは今回の宴会芸についてブログ記事を書いてくださっています。

チームラボ Team-lablog
AR忘年会でAR宴会芸を披露してきました

デイリーポータルZ林さんは、iPadを使用したAR森ガールを披露。ネットを介してボタンを押された分だけ、マネキンに設置されたiPadの画像が森ガールと林さんご本人の写真の中間をいったりきたり…。森⇔林と、テクノロジーを「デイリーポータル風解釈」で観客を巻き込みながらプレゼンしてくださいました。

テクノ手芸部のおふたりは彼ららしいゆるい音楽と共に始まりましたが「真面目な話をします」と突如よしださんが音楽をストップ。そして「某三兄弟の影響で、ARマーカーが多くのところで見かけるようになりました」「みなさん、何でも拡張すればいいと思っていませんか?拡張されるモノ、マーカーの気持ちになったことがあるでしょうか」「いつも自分の実力以上のものを求められて、拡張させられて、たまには等身大の自分で居たい時もあるはずです」と、本気でマーカーに気を遣うという驚きなスタートでしたが、内容はiPhoneをかざすとそこからマーカーが逃げるというスゴイもの。マーカー自体が会場を動きまわるという可愛らしい見立てで観客の目を釘付けにしてくれました。最後には花壇の下に仕込んだ大量のARマーカーが逃げ出すというサプライズも!

超満員のお客さんの前に、オリジナルマッチに描かれているものと同じ頭巾をかぶった三兄弟が登場。サブタイトル“ファイナルカーニバル”の通り、キャンディーズの引退をなぞらえたまさかの引退宣言…!去年も「さよなら三兄弟」というサブタイトルで引退宣言を聞いたような気もしますが…というのは置いておきまして、AR三兄弟はもちろん来年も続行するそうですのでご安心ください笑。

ここまでのトークや宴会芸は、全て映像アーカイヴに残っています。会場に来られなかったみなさま、以下の映像からお楽しみください。14分過ぎくらいから、本編スタートです。

そしてこの後、地下の会場で懇親会+ARくじびきが行われてフィナーレ。ほとんどの参加者が懇親会にも参加してくださり、出演者と参加者入り交じっての大宴会となりました。商品を提供いただいたみなさま(Adobeさま、株式会社イエローさま、Gizmodoさま、チームラボさま、デイリーポータルZさま、デジモノステーションさま、テクノ手芸部さま、Rockakuさま)、ご協力あり(AR)がとうございました。

出演者、観客の方々、プレスの方々含め、この1年でAR三兄弟が行ってきたことの影響の大きさや拡張ぶりが「AR三兄弟らしい」カタチで可視化された忘年会であったと思います。こんなにスゴイ方々が集まってくださり、それを見てくれる方々がいらっしゃることが既に大きな「拡張」ですよね。

と、このレポートを書くにあたってTwitterでのハッシュタグ#ARB2010を読み返していたのですがとてもぐっとくるつぶやきがあったので(勝手に)ご紹介させてください。「去年一人で行ったAR忘年会、今年はAR三兄弟をきっかけに繋がった人達とわいわい参加。 人生が拡張されてる。 #ARB2010。どなたのつぶやきかは一応伏せておきますが、…どうですかこれ!素敵じゃないですか!?他にもこのようなつぶやきをしてくださっている方をちらほら見かけましたが、これこそAR三兄弟の狙いなのではないかとちょっと思っています。忘年会と言いつつも、年を忘れるのではなくここからまた色々広がってゆくのではないでしょうか。長男のつぶやきによれば、来年もまた開催されるそうですので拡張されたい方はぜひまた来年おこしください!

最後に。今年一年、AR三兄弟を追いかけながらその様子をレポート記事として皆様にお届けして参りましたが、ここでこっそり本音をチラリ。AR三兄弟の活動を間近で見れば見るほど、その場で「何かを作りたい」という欲求がわきあがって衝動を抑えるのに一苦労でした。それでもAR三兄弟の活動を見ている分、自分にはあれほどのアウトプットとベストな見せ方は出来ないということも同時にわかってしまうので正直、苦しいです。おそらくAR三兄弟の活動が広がるにつれ、露出が増えるにつれ、この感覚は色々な方と共有できるんじゃないかと思うのですが。それでもそれと同時に同じくらいわくわくもしていますし、いつか彼らのステージに近づけたら、とおこがましくも思っています…スミマセン。来年も引き続き、ファンであり子分として彼らの活躍を追っていく予定です。皆様もAR三兄弟にぜひご注目ください!

本当にありがとうございました!

ALTERNATIVE DESIGN++
山本美里

AR忘年会2010
ファイナルカーニバル

[日時] 2010年12月16日(木)
[定員] 100名
[会場] 内田洋行(ユビキタス協創広場 CANVAS
[参加費] 4000円(参加者全員にプレミアオマケ付き)

[コメンテーター出演(順不同)]
稲見 昌彦(慶應義塾大学大学院 メディアデザイン研究科 教授)
橋本 直(工学ナビ)
nyatla(NyARToolKit開発者)
斉藤 由多加(ゲームクリエーター/株式会社ビバリウム)
[AR宴会芸 出演者(順不同)]
デイリーポータルZ 林 雄司http://portal.nifty.com/
チームラボhttp://www.team-lab.com/
テクノ手芸部http://techno-shugei.com/
AR三兄弟http://ar3.jp/
決断ポトフ そらのさんのダダ漏れ生中継あります。

[親睦会ARクジ景品提供(順不同)]
Adobe
(特製Tシャツ、バッグ、トレーナー等多数)
AR三兄弟 (AR三兄弟詰め合わせギフトセット)
株式会社イエロー (カクメット11色、各1つずつ)
Gizmodo (オリジナルTシャツ+「Share」)
チームラボ (世界が一つの世界時計 one world clock)
デイリーポータルZ (Tシャツ詰め合わせ枕)
デジモノステーション (Xbox用ゲームソフトなど多数)
テクノ手芸部 (「テクノ手芸」サイン付)
Rockaku(「クリエイターの渡世術」)

[企画] 川田十夢
[技術開発]AR三兄弟
[フロアディレクション] Rockaku(森田):http://rockaku.jp/
[運営・司会・フロアコーディネート] SCHEMA:http://www.llschema.com/
[デザインアシスタント] 山本 美里(AD++)
[共催・共創] 株式会社内田洋行: http://www.uchida.co.jp/
[問い合わせ先]:ALTERNATIVE DESIGN++ (担当:山本)arb2010[at]ar3.jp



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